コラム 【10月号】
● 今月のテーマ 〜 楽しもう! 〜
 定成教室では、幸いにもコロナに左右されず恒例の行事が着々と進められています。
9月6日には、銀座ヤマハホールでのピアノ発表会が無事開催され、皆さんに大変喜んでいただけました。毎年行っているものが突然中止や延期になったり、企画するのもままならない状況ではありますが、計画は計画として、まずは進めていこう!と決めました。

 長年通ってくださっている生徒さんにとっては、肌に染み込んだ恒例行事なので、1つ終われば次へ、と自然に身構えてくださるのが有り難く、何10年と年間を通して同じサイクルで行事を行って来たのがこんなに大切な事だったのかと、しみじみ思っています。年末のクリスマス発表会も、抽選に当たり、ホールがしっかり取れてしまいました!だとすれば、全て前向きに! 子どもも、親ごさんも、我々も楽しまなくっちゃ!制約はあるにせよ、なんとか従来の形を変えないで実施したいと、企画を練っています。

 とはいえ、スタートがいつもの時期よりは遅くなってしまったので、そこはひとつ、皆様のご協力を仰ぐ次第でございます。どうぞよろしくお願いいたします。定成淡紅子
リトミック豆辞典
日本の音楽…古事記、日本書紀、また発掘された楽器類から笛、筝、鼓などを伴う舞踏に結びついていたと思われます。奈良・飛鳥時代となり朝鮮などアジア諸国から音楽が輸入されました。平安時代にそれらを日本化・整理・統合し、日本の雅楽が成立します。同じ頃、仏教の伝来とともに声明も伝えられました。鎌倉・室町・安土桃山時代となり民俗的音楽が発生しはじめ、能楽、三味線、筝、尺八などがはじまりました。江戸時代になり、鎖国のため日本の音楽は大いに興隆し大成されました。この時期の音楽の主流は三味線音楽や箏曲のような庶民の音楽で、家元制度も確立されました。明治時代は軍隊から始まる洋楽輸入の時代です。その後交響曲、協奏曲なども演奏されるようになりました。そうして、伝統音楽は大きく変動しました。(次回につづく・oka)
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